植毛について
昨年7月頃に無料カウンセリングを受けたものです。カウンセリングでは、ハゲの初期症状ということもあり、まずはプロペシアの内服から勧められました。しかし、ネットで色々調べてみるとプロペシアの効果は発毛効果というよりも、増毛効果との記事を数件拝見致しました。私自身、若禿げだけは避けたいと考えていますので、プロペシアの内服だけでは、現在抜け始めている頭頂部には発毛しないものだと考えております。なので、まずは頭頂部の植毛からして、その後、脱毛遅延としてプロぺシアを継続的に内服した方がよいのかと考えましたが、いかがでしょうか?浅はかな知識でのご質問で申し訳ありませんが、真剣に考えて悩んでおります。先生方の最良なるアドバイス何とぞ宜しくお願い致します。
沖縄人
お返事
沖縄人様へのお返事
お問い合わせ、ありがとうございます。大変重要な内容のご質問です。
頭頂部の薄毛に対する治療法に関しては、様々な議論があり、意見が分かれるところです。
ご指摘の内容は、ごもっともですので、そういう考え方も成り立ちます。プロペシアは髪の濃さを若干増やす効果が期待されますが、細く弱くなったうぶ毛を正常の強くて太い髪にもどすほどの効果はありません。強くて太い髪を取り戻したい場合は、自毛植毛が現状では最も確実で効果的な治療法です。また、既存の髪の抜け毛を減らして、なるべく現状維持をはかり、薄毛の進行を遅らせるためには、何らかの育毛剤を使うことが必要です。
一方では、将来、広範囲の男性型脱毛症に進行する可能性がある場合は、限り有るドナー毛髪をできるだけ有効に利用するために、質と量のどちらも最も良いドナーが取れる最初の2回の植毛手術では、生涯で最も重要な頭の前半分に植毛する目的で貴重なドナーを使うべきだというのも、ある意味で正しい判断といえます。
頭頂部の薄毛が進行した場合、頭頂部の脱毛範囲は意外と広い面積になりがちです。この頭頂部の薄毛を植毛だけにたよって濃くするためにはかなりの量のドナーが必要になります。頭頂部にあまり多くのドナーを使うと、将来、頭の前半分に薄毛が進行して移植で治療する必要ができたときに、ドナーの量が不足することも考えられます。限りある貴重なドナーを有効に使うためには、最も重要な頭の前半分に質量ともに良いドナーをしっかり植えるために、頭頂部にあまり多くのドナー量を使わないことも重要な作戦なのです。
全体的な薄毛の進行状況を把握して、将来的に長期的な治療戦略も考慮しながら、現状の薄毛に対して、個人個人にそれぞれ最適な治療プランをたてて、総合的に判断しながら治療を進めていくことが、最も重要になります。
医師 柳生
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